桜の木に関する活動記録
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2004/ 5/ 2 枯れてしまう前の元気な頃の桜(映像から切出)の様子
生前の様子 桜が植えられている場所はJR東日本さまと大町市との境界線上になります。
この桜は、地元の郷土研究会(現在はない)の方々によって沿線に植えられました。
種類は『 オオヤマザクラ(大山桜・蝦夷山桜・紅山桜) 』 です。
(ヤマザクラ群の野生種)

この年までは、春季には花も咲き、夏季には葉が十分に茂り、元気な様子でした。
テレビアニメーション、
 『おねがい*ティーチャー』2002年1月15日 〜 3月28日
 『おねがい*ツインズ』2003年7月15日 〜 10月14日

がオンエアされて以来、木崎湖周辺に大勢のファンが訪れ、にぎわう様になりました。

しかし、アニメと同じシーンやポーズでの撮影に夢中になるあまりに周りへの配慮が欠けてしまったり、自己中心的な行動も目立つ様になってしまいました。
この様な一部のファンによる行動が桜の木に多大なダメージを負わせる事につながりました。
我々も1ファンとしてこの事実について反省するとともに、可能な範囲で桜の保護・マナーアップのために『 海ノ口桜委員会 』を設立、活動を開始しました

 
2005/ 5/ 8 海ノ口駅のさくらの木について活動開始
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この年は花が全く咲かず、葉もほとんど出ず。
我々だけでなく、縁川商店さん,山正旅館さん,星湖亭さんでも心配の声があがり、そんな言葉を受けた数名で活動を開始、『 海ノ口駅のさくらの木について 』をメンバー個人のホームページ内で掲載開始。

 
 
2005/ 5/14 枯れる寸前
枯れる寸前@




枯れる寸前A枯れる寸前B枯れる寸前C枯れる寸前D
 
2005/ 5/28 状況がさらに悪化し、枯れる寸前
わずかに残った葉 北側の木にわずかに残っていた葉も衰弱。



↓くっきり残った踏み入り跡。これが根を傷め、木を衰弱させる原因の一つ。
踏み込み跡
 
2005/ 7/ 3 わずかに残っていた葉も枯れる
ついに枯れる
 
2005/ 7/23 初診
診察 7/3の状況により樹医さんによる診察を行う
結果、幹はまだ生きているが、再生できる可能性はかなり低く、確約はできないとの診断が下る。

この場所は土壌および地形において条件の良い場所ではなく、加えて剪定痕および虫食い跡の未養生,ツル科植物による阻害によって木が衰弱。
加えて、根元への人の立ち入りによって地面が踏み固められた事により、地面の浅い位置に根を張る桜にとって致命的な損害を与えた事が追加原因となり、衰弱がさらに進行。
衰弱の証 写真の根元から生えた枝は弱ったさくらが生き残りを賭けて生やした枝。(弱ってくると生えてくる)
通常は剪定してしまうが、元の幹が腐敗している場合などはこちらを残す事で、延命させる。
 
2005/ 8/ 8 海ノ口駅桜保存委員会発足!
診断結果を受けて、治療行為の為に募金活動を主体として活動を開始。

 
 
2005/ 9/ 5 目標に達する募金が集まり、治療の作業許可申請の為に署名活動を開始。

 
 
2005/ 9/12 再診した所、ほとんど枯れてしまい、復活の可能性は99%ないと診断。

 
 
2005/ 9/24 治療をあきらめ、枯れてしまった桜の木自体の保存および、景観の復活の為の植替えを新たな目標として、海ノ口駅桜委員会に名称変更し、植替えに向けて
 ・募金(費用増額の為)
 ・作業認可要請の為の署名
を中心に活動を再開。
※署名活動にあたり、縁川商店さん,山正旅館さん,星湖亭さんにご協力頂きました。
 ありがとうございました。

 
 
2005/11/13 JR東日本 松本保線技術センターさまのご好意により、植替作業が認可。

 
2006/ 4/ 1 植替え実行!
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植替直後 ・種類は1代目と同じオオヤマザクラ
・植替えにご協力頂いた方々は、
  JR東日本さま
  造園業者さま

 
植替作業中@植替作業中A植替作業中B植替作業中C植替作業中D
・土壌改善の為、新しい土を入れる
・根元への踏み入り防止の為、道路側の根元にツツジを植える
植替作業中E植替作業中F植替作業中G植替作業中H植替作業中I植替作業中J植替作業中K
残った1代目A残った1代目BA ・1代目は今後何らかの用途が出た際への対応として保存




残った1代目@
 
 
2006/ 4/ 2 植替え終了に伴い、『 海ノ口桜委員会 』を設立し、『 海ノ口駅桜委員会 』の活動を終了。

 
 
2006/ 5/28 植替えから約2ヶ月経過。
葉がタップリ茂りました 葉はタップリ茂るが、花は咲かず。
 
2006/ 6/25 最初の草取り。
草むしり
 
2006/10/ 1 サンクリ33で『木崎湖☆すたいる』出版。
木崎湖☆すたいる 木崎訪問時のマナーアップの呼びかけをメインとして、出版する。


木崎湖☆すたいる
2007/ 4/29 植替から1年、始めて花が咲く
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始めて咲いた花@ まず、北側の小さい木が咲く。




始めて咲いた花A始めて咲いた花B
 
2007/ 5/ 6 植替から1年、始めて花が咲く
始めて咲いた花C 続いて、南側の大さい木も咲く




始めて咲いた花D始めて咲いた花E
2008/ 5/ 3 植替から2年、この年も無事に花が咲く
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2年目も咲きました@ 大分、根付いてきた様子。




2年目も咲きましたA2年目も咲きましたB
 
2008/ 6/ 7 海ノ口駅植栽記念事業へ参加。
海ノ口駅植栽@ JR東日本 長野支社さん主催で大糸線 海ノ口駅植栽記念事業が行われ、桜の木を通じて縁のある桜委員会も、地元住民の皆さんと伴に参加する。



海ノ口駅植栽A海ノ口駅植栽B海ノ口駅植栽C海ノ口駅植栽D海ノ口駅植栽E
 
2008/11/ 2 この年までは、越冬の為に保護を行う。
越冬準備@ 植替の2006年,1年後の2007年、そしてこの年2008年は秋〜春の間、雪に埋もれる部分に薦を巻いて越冬に万全を期す。



越冬準備A
2009/ 5/ 2 完全に根付く
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3年目も咲きました@ 3年目も無事に花が咲き、昨年より数も増える。




3年目も咲きましたA
 
2009/ 5/31 1代目の桜を譲渡
木崎湖キャンプ場さんへ譲渡@ 植替後、委員会にて保存していた1代目の木を有効利用して頂く為、木崎湖キャンプ場さんへ譲渡。



木崎湖キャンプ場さんへ譲渡A木崎湖キャンプ場さんへ譲渡B
 
2009/ 9/22 あとは・・・・・
すくすくと 葉の量も増えて紅葉も期待できるまでに成長し、ケアの必要がなくなる。

次の目標は、列車運行の妨げにならない為の剪定。
2010/ 4/ 3 剪定!
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すくすくと 降りしきる激しい雪の中、JR東日本さま立会いの下で造園業者さまにより無事、剪定終了。




まず、北側の木から続いて、南側の木
剪定された枝 剪定した太目の枝を縁川商店さん、山正旅館さんが育ててみたいと仰ってくれました。
うまく根付くといいですね。
 
 






















 
 
 



 

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